ゆったり 気ままに

茶の間在宅 俳優オタク

ミュージカル「アルジャーノンに花束を」を観てきた話

 


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天王洲銀河劇場にて3月2日から12日まで上演されていました、ミュージカル「アルジャーノンに花束を」の11日ソワレ、12日東京千秋楽公演を観劇してきました。推しの初主演舞台がこれでした。初主演だっていうのに二公演しか入っていないのは、まあ、お金と時間の問題ですね、はい。金落としがくっそ悪いオタクでごめんなさい。

話は変わりまして、舞台の内容や感想でも書いていこうかなって。(※自分なりの解釈や考察を書いています!ご注意を!)アルジャーノンのお話について知らない方はWikipediaとかでも見てください。因みにわたしは昔ユースケサンタマリアさんが出演されていたテレビドラマをなんとなく見たことがあるぐらいで大体のあらすじと結末は知っている状態で観劇しました。はい。それでは始めます。

 

舞台の始まりは主人公であり知的障害者であるチャーリィ・ゴードンが精神遅滞者専門の学習クラスで教師を勤めるアリス・キニアンの元を訪れるところから始まります。幕が下がったまま、アリスが出てきてもう水さんの美しさにたまげた。あとめっっっちゃ声綺麗すぎるな?さすが元宝塚歌劇団はちげぇな???そして姿は現さず、チャーリィの声だけが聞こえるんだけど、もうなんかチャーリィの喋り方と声を聞いただけで爆泣きしました(うける)幕が上がるとそこにはチャーリィの姿が。チャーリィの服装が可愛い、、、そしてチャーリィ演じる推しであるやたくんがすごく自然に「知的障害者」を演じていた。仕草や喋り方、目線や首や肩、体の動かし方、表情の変化だったり、わたしは普段から知的障害者精神遅滞の人と関わることがあるのでそういう人たちがどういう話し方をするのかわかっているけど、それをやたくんはとても自然に演じていた。

賢くなりたいがために手術を受けようと必死になるチャーリィを見ては爆泣き(2回目)だって手術を受けて天才にはなれるけど、最後には元に戻ってしまう、、、純粋で無垢な何も知らない、何もわからないチャーリィを見ていると涙が止まらなかった。ほんと無理みが強いとしか言いようがない(語彙力が酷い)手術を終えてからの歌がすごく好き、せめて夢のなかでは幸せでいてくれ、、、

わたし的に凄くいいな〜 って思ったのが舞台のセットです。舞台全体を囲むような鉄格子に汚れて錆び付いたような階段、壊れた滑車。わたし的に鉄格子はチャーリィは外の世界で生きられず、最終的に鉄格子のなかでしか生きられない、賢いチャーリィの存在が鉄格子のなかで死んでいく様はとても好きでした。あと階段を上ったり降りたりするチャーリィを見て知能が進化して退行していく姿を表現しているようで良いなあって思ったのですがSNSなどで「チャーリィが進化していくたびに時計回りで階段をのぼっていき、対照的にアルジャーノンは反時計回りに階段をのぼっていく」というのを見て、なるほどな〜!確かに!と思いました。手術を受けてからアルジャーノンとチャーリィが一緒に手を繋いで階段をのぼっていたシーンでは、階段の頂上の手前ぐらいからチャーリィがアルジャーノンを置いて先に階段をのぼっていく姿を見た時は「チャーリィはアルジャーノンより賢くなった んだろうなあ」とは思いました。こういう考察は楽しい。

あとチャーリィが賢くなるにつれ服装が変わっていくのも良い。演技や歌以外にも目に見えてわかる変化があるとお話の展開についていきやすい。フォーマルな格好をするやたくん、素直にかっこよすぎる。

 賢くなってたくさんの知識を得たチャーリィ、手術を受ける前の自分が周囲からされていた仕打ちに気付き、自分は愛されていたのではなく、「愛玩」されていたということに気づいたときはなんかもう見ているこっちがつらすぎてつらすぎて泣いた(泣きすぎ)何も知らないから、みんなに愛されていたと思っていた無垢なチャーリィ、、、世は残酷なのです、、、。この世の大半の人間は自分よりも劣っている存在を見下して嘲笑して自分が優越感を感じたいものなのです、、、。

 過去の自分のことを色々と思い出して家族との回想(?)シーンに入った時はしんどかった。母であるローズの気持ち、わからなくもない。妹であるノーマは健常者であるがためにチャーリィに対する嫌悪感が強くなるのはわかる。ノーマが産まれる前はきっと「なんでわたしの子が障害を持って生まれてしまったのか」「わたしが妊娠している間(もしくは妊娠前に)何かしてしまったのだろうか」と自分を責め立てるだろうけど健常者であるノーマが産まれてからは「わたしは悪くない」「妹は普通なのに、なんでお前は普通じゃないんだ」と、チャーリィへと責任転嫁(と言っていいのか)したくなるのはわかる。しかも多分この時代は今よりも知的障害者に対する理解はあまりなかったんじゃないかなあ、と思います。生きづらい世の中だ。

 ローズが怒鳴り、チャーリィを殴る。ノーマは知的障害者である兄を持つことに対して恥じらい、嫌い、泣き叫ぶ。もう家族のシーンは見ててしんどい(しんどい言い過ぎ)

そういや11日ソワレ観に行ったとき一幕は10分刻みとかで泣いていたなあ。結末のことを考えると泣かずにはいられない。

知能が退行していくチャーリィは怖かった、鬼気迫るものを感じた。怖いよね、昨日の自分がやったことの意味がわからなくなるのって、わかっていたことがわからなくなるのって怖くないです???怖すぎる、、、そして最期にアリスの膝で眠り、目が覚めたら手術前のチャーリィに戻ってしまうシーンから最後まで涙流れっぱなし。ここからチャーリィの台詞全部が泣ける。

真っ白な衣装に白い花束、無邪気に笑うチャーリィで終わる アルジャーノンに花束を 素敵でした。

もっと細かく掘り下げたいことが沢山ある!ほかの俳優さんや役のこととか!書きたいこと沢山ある!けど文章力も語彙力もねぇから!やめよう!東京千秋楽のカテコで泣いたやたくんを見てわたしも泣きました!原作がとても有名な作品で以前にもミュージカル化されてるし、そこでチャーリィを演じていたのはあの浦井さんだしな、、、プレッシャーとか苦労とか辛いこととかあって思い入れも沢山あったんだろうなあ、って、、、あのやたくんが泣くなんて、アルジャーノンが初主演の作品でよかったなあ、なんて思えるオタクでした。

 

モチベ低い〜!とかわんちゃん推し変〜!とか言ってたわたしは恥じるべき。反省。やたくん推し降りられません。とか言っておきながら王家行かねぇけどな〜!自分のペースで応援させていただきます!

とりあえず、アルジャーノン再演してくれ!